美容師に必要な能力
美容師になるためには美容師としてのスキルが必要なのは言うまでもありません。
そのスキルを学校で身に付けようとしているのが今の僕ですけど、スキルだけじゃないんです。
総合的に求められているものはいろいろとありますけど、まずは「お客への思いやり」です。
美容師はゼロから何かを生み出すのではなくて、お客の要望に応えるお仕事です。
カットやカラーリング、パーマといった技術は高い方が良いですけど、
それは「お客の要望に応えるため」のものであって、自己満足のためではないんです。
根本的に、お客がいなかったら髪の毛を切ったり弄ったりする事は出来ないですから。
だからまずは「お客への思いやり」がないと美容師としては致命的なんです。
マネキンの髪の毛を切ったり弄るんじゃないんです。
そしてお客が何を望んでいるかを汲み取る能力も必要です。
コミュニケーション能力って言っても良いかもしれないですけど、この能力も必要です。
美容院で髪を切ってもらう時にはいろいろと注文すると思うんですけど、
その際、美容師が理解してくれない経験もあると思うんです。
写真とか雑誌の切り抜きとか、スマートフォンで画面を見せたりすれば確実ですけど、
言葉だけで説明する時もあるでしょうし、写真だってあくまでも一面的なものでしかないですから、
やっぱり言葉で説明する事が求められます。
そんな時、美容師がすぐに理解してくれればいいんですけど、
なかなか理解してくれない時もあります。
しかもそんな時に限って自分の思っている髪型と全然違っていたりもしますから、
お客が何を求めているのかを汲み取るコミュニケーション能力は大切です。
あとこれ、技術面だけじゃないんです。
話しをしたいお客なのか、それとも黙って切ってもらいたいお客なのか。
このさじ加減を見極めるスキルも必要って言われています。
話しかけてもらいたいか、それとも黙っててもらいたいかは人それぞれです。
黙っててもらいたいのにやたらと話しかけてくるような美容師は
「うんざり」って思われちゃうと思うんです。これは自分が美容院に行ってもそうです。
僕はどちらかと言えば話しかけてもらいたい派なので、黙って切られるとちょっと嫌なんです。
だから話しかけてくれる美容師の方がいいんですけど、
お友達では黙って切ってもらいたいって人も多いです。
お客がどっちなのかを見極めるスキルは大切です。
あとは美容師としての向上心も大切って言われています。
美容業界だって流行があります。
持っているスキルがいつの間にか古臭いものになってしまっているケースもあります。
その点向上心を持っている美容師だと流行や新技術にも対応してくれて、
せっかく美容院に行ったのに「古臭い」って言われるような事はなくなるはずです。
いろいろと求められる事が多いお仕事でもあるんです、美容師って。