美容師の休日
■休日の過ごし方
休日はどんな事をしているのか気になったので先輩の美容師に聞いてみました。毎日立ち仕事ですから、休日はゆったりとしたいんじゃないかなって思ったんですけど、実際にはそうでもないみたいです。
休日には講習会があるから半日出勤になる事も多いみたいですし、美容師はお洒落な職業ですから、毎日同じ服って訳にも行かなくて、お客に「同じ服」って思われないよう、ショッピングを行ったり、サロンに通って自分を磨いたりしているみたいです。
やっぱり休日ではあっても、基本的には「美容師」って事なんでしょうね。他の美容院に敢えて通ってみてお客として勉強する時もあるって言ってましたし、本当に気分転換したい時には美容師のお仕事とは一切関係ない事をしたりしているみたいです。
よくありがちな「家で寝ている」「布団から出ない」って先輩はいませんでしたね。これはやっぱり美容師が人前に出て、流行を意識しないと行けないお仕事って点もあると思うんです。センスを磨いて流行を理解する。
これが出来なくなってくると美容師としては致命的ですよね。髪型にもお洒落がありますから、流行を取り入れた髪型が出来ないって事は、自分が出来ない髪型が流行している時は自分の出番が無いって事にもなっちゃうじゃないですか。
有名な美容師なら選ぶ側になって「その髪型は受け付けていない」とか言えるかもしれないですけど、そんな事が言える美容師は本当に一握りで、僕なんかがそんな事を言ったら「もう二度と利用しない」で終っちゃうと思うんですよ。
だから休日はセンスを磨いたりって人が多かったです。でも、腕を休めているって先輩も多いです。
体を動かすものの、なるべく腕は使わない。スポーツなら野球とかバスケットよりもサッカー、フットサルみたいですね。一日中立ちながら、ハサミをずっと持っているのって結構負担があるんです。
だから休日は腕の筋肉を休めたいのかもしれないですね。ハサミを持つ事すらままならない僕には羨ましい話しですけど、でもそれは裏を返せばそれだけ自分の腕を大切にしている、プロ意識の裏返しだなとも思いましたね。